1.趣旨

日本社会では少子高齢化や急速なグローバル化により地域が衰退し、また今日、コロナ禍によって地域のつながりが分断するなど、社会情勢が大きく変化しています。人々の活動が制限されたことで、文化芸術活動をすることの意義が改めて見直されていると思います。

音楽・文化・芸術活動は、人々の主体的な活動であり、それ自体の活動にとどまらず、教育、まちづくり、福祉、交流などあらゆる分野に総合的に結びつき、人々をつなげ、活力ある地域を創っていきます。

そこで私たちは、任意団体「子どもオペラによる街づくりの会」を設立し、未来を担う子どもたちに、「ひとつのオペラ作品を練習して上演する機会」を提供し、大きな成長と達成感を経験してもらう活動に取り組んできました。保護者や地域の皆様がスタッフとして参加しており、子どもから大人まで、音楽・文化・芸術活動を通して相互理解を深め、多様な価値観が尊重され、心豊かな社会を形成し、街の活性化に繋がることを目的としています。

今回、法人として申請するのは、任意団体として活動してきたことを、より効果的に実践し継続していく体制づくりと、教育委員会や小学校・中学校などの公的機関との協力関係の必要性から、社会的に認められた特定非営利活動法人になることが必須であると判断したからです。

特定非営利活動法人になった暁には、定期的な総会の実施や、法令等で定められた書類の作成・提出、一般市民への情報公開などを適切に行うことで、社会的信用を得て、健全な法人運営が実現できると考えます。

2.申請に至るまでの経過

平成28年10月 任意団体 西多摩・子どもオペラよる街づくりの会設立
平成29年5月~平成30年2月第1回西多摩・子どもオペラ教室
平成30年2月 第1回西多摩・子どもオペラ教室2017成果発表公演
平成30年7月~平成31年1月 第2回西多摩・子どもオペラ教室
平成31年1月第2回西多摩・子どもオペラ教室2018成果発表公演
令和元年6月~12月第3回西多摩・子どもオペラ教室
令和元年12月第3回西多摩・子どもオペラ教室2019成果発表公演
令和3年12月特定非営利活動法人おたまじゃくしの設立を有志で確認
令和4年2月特定非営利活動法人おたまじゃくしの設立総会開催